レーザー粒度分布オンライン

これまでの粒度分布測定器は品質管理室や研究所に設置して、人が運んできた測定サンプルを、人が測定し、その結果を人が製造現場に伝え、粉体製品の生産を行ってきました。途中、多くの人が関わる事で、時間の遅れ、人手を掛ける事によるコストUP、人が介在する事で発生しうるケアレスミスによる損害など、多くの改善項目がありました。「LMS-3000オンライン」では、従来のLMS-3000アプリケーションソフトにMalvern Link2ソフトウエアを付け加える事で、これまで人手に頼っていた数々の作業を一気に自動化出来るチャンスが生まれました。

システム構成

制御ユニット(制御用PLCまたはパソコン)から任意のタイミングで測定開始命令を出すことが可能です。予め設定したSOPプログラムにより、バックグラウンド測定→サンプル投入→サンプル測定→クリーニングの一連の動作を行います。

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Malvern Link2ソフトウエアを介せば、LMS-3000測定用PCから外部のPLC(プログラマブルコントローラ)等に粒度分布測定結果をリアルタイムで出力する事が可能です。粉体製品の製造現場からコンベアや空気輸送等で送られてきたサンプルをLMS-3000の測定ユニット(湿式、乾式問わず)に自動投入する操作やLMS-3000の測定開始指令を外部PLCが行うようプログラムを組めば、数分後には粒度分布データをPLCデータメモリー内に保存する事が出来ます。

lms_dry_flow_w500l 製造現場での僅かな運転条件変動による粒度分布の変化を瞬時に捉え、その結果を製造装置にフィードバックする事で、24時間常に安定した製品の加工が無人の状態で行う事が出来ます。セイシン企業では乾式ライン、湿式ライン、空気輸送ライン、自然落下ラインからのサンプリング・縮分・希釈(湿式の場合)・輸送・供給を行う自動化システムの提案が可能です。また、フィードバック制御を行うためのデータ出力形式には各種対応が可能です。

注)製造装置を制御させるための各種条件設定・変数の設定・コマンドのやり取り等はお客様の製作範囲とさせて頂きます。

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仕 様

測定原理 Mie散乱に基づくレーザ回折・散乱法
測定範囲 0.01~2000μm(乾式は0.1~300μm)
本体寸法 W690mm×D300mm×H450mm
光 源 赤色He-Neレーザ(632.8nm) 4mW
青色LED(470nm) 10mW
電 源 AC100~240V、50/60Hz

 

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