SDGsに関する取り組み

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持続可能な開発目標 SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものであり、多くの日本企業でも積極的に取り組まれています。

当社は粉体の総合プランナーとして、食品・医薬から工業材料まであらゆる産業でニーズがある粉体技術を通してSDGsに取り組んでいきます。

1. 粉砕技術をリサイクルへ応用

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1_TFW-3000FリサイクルPTFEパウダー(TFWシリーズ)は、廃棄処分されてしまうPTFEの端材を微粉末化したリサイクル商品で、潤滑性や撥水性等を寄与する添加剤として利用されています。近年は、より環境負荷を低減したパウダーの開発にも挑戦しており、粉砕技術を応用した廃棄物削減やエコ商品開発を通じて環境問題に取り組んでいきます。

 

2. 環境負荷低減を意識した製品開発

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環境負荷低減を目的として、溶媒使用量を少なくした測定器開発を行っています。画像解析装置の小容量タイプPITA-04Mは品質管理の高度化と廃棄物削減を両立した商品になっています。これからも環境負荷低減を意識したものづくりを行っていきます。

 

 

 

3. 電力や不良品削減に貢献する自動化技術

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inline-online_image長年培ってきた測定技術とプラントエンジニアリングを活かして、粉体測定の自動化を可能にするインライン・オンライン機器の開発に取り組んでいます。測定結果を加工機械の運転条件にフィードバックさせる手法は、電力や不良品の削減につながります。この技術はSDGsの取り組みだけではなく、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、今後急速に検討が進む分野であると考えております。当社では専門部署を設置し、日々新しい自動化技術の構築に努めています。

 

 

 

4. 新規開発品のサポート

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山口宇部寿工場当社は長年にわたり、粉体の受託加工を行っています。製品の移り変わりが激しい現在においては、開発スピードのアップと設備投資によるリスク回避の側面から多くの開発担当者様と打合せを行っています。新規開発品の大半は試作検討から始まっており、それを可能にする受託加工は、革新的な技術開発を支える重要な業務であると認識しております。今後も新しい受託加工技術の確立と品質向上を進めることで、産業・経済の発展を支えていきます。