クラッシール (高効率精密気流分級機)
分級ローターの回転数とガイドベーンからの分級風量調整を併用することで、分級粒子径をサブミクロン~数100μmと広範囲にかつ容易にコントロールすることが可能です。
処理量(時間当り)が数キログラム~数百トンの能力においても、効率よく分級することができます。
特徴
- 分級粒子径(細粉側最大粒子径)は、分級ローターの回転数と風量調節を併用することで、サブミクロン~数百ミクロンと広範囲に、且つ容易にコントロールすることが、可能です。
- 処理量(時間あたり)が数キログラム~数百トンの能力においても、目標分級粒子径以下の絶対回収率(注)を60~90%と効率よく分級することができます。
- シャープな分級を実現できるので、広範囲な高機能粉体分野への適合が可能です。また、篩網システムの代替としても使え、保守性・生産性を向上させることができます。
- 細粉への飛込み粒子を極めて少なく分級することが可能です。超微粉炭カルの分級では助剤なしで、44μm篩通過率がファイブ・ナインを充分に上廻ることができます。
- 処理量を大きく選べ、且つコンパクトな分級機であるため、設置計画・取付工事が容易です。
- 耐磨耗及び耐付着性能については、構造上、材質上充分な考慮がなされており、厳しい条件下での運用にも耐えられます。
分級性能 部分分級効率曲線(トロンプカーブ)の数例を示します
フローシート
運用例
- 鉱物フィラー(炭酸カルシウム、ドロマイト、タルク等)
- セラミックス原料(長石、水晶、ジルコン、ワラストナイト等)
- ファインセラミックス用微粉末
- フライアッシュ、シリカサンド、特殊セメント、石膏
- 樹脂、化学品
- 医療品、食品、農薬品
- 金属
- その他各種高機能粉体
仕様
形式 | 分級 風量 (m3/min) |
処理量 (t/hr) |
回転数 (rpm) |
電動機容量 (kW) |
---|---|---|---|---|
N-5 | 5 | 0.01~0.1 | 9000 | 3.7 |
N-20 | 20 | 0.1~3.0 | ~6000 | 3.7~7.5 |
N-50 | 50 | 0.3~7.5 | ~4100 | 5.5~15 |
N-80 | 80 | 0.5~12.0 | ~3400 | 11~22 |
N-100 | 100 | 0.6~15.0 | ~3100 | 15~30 |
N-150 | 150 | 0.9~22.5 | ~2650 | 22~45 |
N-250 | 250 | 1.5~37.5 | ~1950 | 30~75 |
N-500 | 500 | 3.0~75.0 | ~1250 | 45~90 |
N-2000 | 2000 | ~300 | ~920 | 200~315 |
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