スピンエアーシーブ (旋回気流式ふるい分け機)

スピンエアーシーブ(旋回気流式ふるい分け分級機)

乾式ふるい分け法の中で気流式ふるい分け法は多くの業界で用いられています。しかし、従来の気流式ふるい機は逆洗時を除いて気流の流れがふるい上からふるい下に向かう一方通行であり、目詰まりが早く、微粉の分級には問題がありました。この度開発しました旋回気流式ふるい分け装置「スピンエアーシーブ」ではふるい上のサンプルが旋回気流により1次粒子に分散する事で、ふるい下に落ちる微粉サンプルはふるいの目開きをすばやく通過するため、短時間で目詰まりの少ない乾式ふるい分け分級が可能になりました。

スピンエアーシーブ

特徴

  • 微粉(5μm~)のふるい分け分級が簡単に短時間で行えます。
  • Φ75JISふるい、Φ75アクリル専用ふるい、Φ200JISふるいが使用可能です。
  • 蓋の交換で各種の分散気流(旋回流、上昇流)が得られます。
  • ステンレス網からエレクトロフォームマイクロシーブまで、各種ふるい網が使用可能。
  • 3基のソレノイドパルスにより、ふるい網の目詰まりを防ぎます。
  • 吸引圧力は設定圧に自動調整されます。
  • 微粉回収用サイクロンを用いれば、微粉の回収が可能です。

原理

集塵クリーナで吸引が開始されるとふるいと蓋との隙間(0.5~1mm)から外気が吸い込まれます。その際、ふるい上のサンプルは旋回気流に乗り分散して舞い上がります。舞い上がったサンプルのうちふるい目開きを通過する微粉は網目を通過します。
ふるい枠の側方からパルス打撃が目詰まりの除去を行います。 ふるい分け時間、パルス間隔はタイマーで可変できます。

旋回気流式ふるい分け分級原理

仕様

 サンプル サンプル量 数g/回(ふるい目開きによって変動)
 ふるい 規格 JIS Z-8801 試験用ふるい/アクリル枠専用ふるい
径×高さ Φ75×25H/Φ200×45H(JISふるい)
Φ75×16H(アクリル枠専用ふるい)
網材質 SUS304/電製ふるい(マイクロシーブ) 他
目開き 20μm以上(織り網)/5μm以上(マイクロシーブ)
 ふるい分け装置 寸法 300W×400D×250H
(ふるい高さはのぞく)
重量 20kg
ふるい分け部 目詰まり防止用パルスユニット(3連)
2次エアーバルブ(手動)
圧力センサー(0~-10KPa表示)
操作部 スタート、ストップスイッチ
ふるい時間設定タイマ
パルス間隔設定タイマ
圧力表示器
 サイクロンユニット 寸法 200W×160D×400H (自立式)
材質 SUS304
回収ベッセル 約1L
 集塵クリーナ 型式 CV-97A (日立)
消費電力 1050W
寸法 400W×354D×645H (床置き式)
 ユーティリティ 電源 AC100V×50/60Hz×15A
(集塵クリーナを含む)

量産型スピンエアーシーブもあります

 

製品カタログダウンロード

電話・メールでのお問い合わせ

03-3350-5771

メールアドレス

フォームでのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム