殺菌加工について

殺菌工程は、食品の安全を確保するために最も重要な工程です。山口宇部寿工場では、一般的に熱殺菌法と呼ばれる殺菌法を採用しており、原料の種類や各種加工の工程に合わせ、最適な殺菌を行います。

SKS-50(CIP全自動殺菌装置)

健康食品・機能性食品・乾燥野菜・漢方薬・生薬といった食品乾燥物の粒、ホール、チップ、刻み、スライス、荒挽き、粉末(数ミリから10ミクロン程度まで)を殺菌する為の装置です。150℃以上の過熱水蒸気で3秒程度殺菌します。長い配管を通すので付着性の強いものには適しませんが、短時間処理のため、熱による色・風味・香り・栄養成分の劣化が少ないのが特徴です。

殺菌時フロー

洗浄時フロー

オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)

オートクレーブは、医療や製薬分野でも使われる装置で、機器内部圧を高温の蒸気によって上げることで滅菌を行います。

120℃程度の飽和水蒸気で数十分間殺菌します。長時間高温で殺菌するので原料によっては褐変の心配がありますが、付着性の強い素材にも使用でき、また、高回収率が特徴です。