レーザーマイクロンサイザー LMS-3000 (レーザー回折・散乱式粒度分布測定器)

粒子径分布測定装置 LMS-2000eのサポート期間終了に関するお知らせ

レーザーマイクロンサイザー LMS-3000
レーザー式粒度分析計・レーザーマイクロンサイザーLMS-3000は湿式・乾式の両方に対応します。使いやすく、どなたでも安心して、幅広い粒子径の正確な測定が行えます。信頼できる洞察と結果、データ品質解析を提供いたします。

 

特徴

  • 幅広い粒度測定範囲: フルレンジ0.01μm~3500μm。
  • 高い再現性と高精度測定:10kHzデータ取得により様々な粒子径に対して高精度を保証。
  • コンパクトな装置本体: 光学ベンチの幅はたったの690mm。
  • 簡単な操作性: 湿式分散ユニットと乾式分散ユニットの切り替えが簡単。ワンタッチで交換可能なセルカセット方式を採用。
  • 新設計の乾式分散ユニット: Aero S 乾式分散ユニットは壊れやすい粒子から凝集しやすい粒子まで高精度の分散が可能。
  • 5mg(マイクロスパチュラ1杯程度)の試料でも再現性の高い測定ができるマイクロトレイもオプションで用意。
  • 高性能湿式分散ユニット: 湿式分散ユニットHydroシリーズは、微粒子や高比重粒子など多種多様な試料に対して強力かつ迅速な分散が可能。
  • シンプルかつ高機能ソフトウェア: あらゆる測定をサポートし、ユーザのデータを独自の方法で作成可能。
  • 屈折率、吸収率不明の試料測定に役立つ光学特性最適化アシスト機能。
  • あらゆる測定をリアルタイムで最適化: 測定データのライブ表示が可能に。USP,EPそしてISOに準拠した測定が可能に。

構造および仕様

レーザー粒度計 LMS-3000の光学システム

レーザー回折測定の測定範囲と精度は、光源の安定性と波長、ディテクター配列の全角度の感度によって大きく左右されます。
レーザーマイクロンサイザー LMS-3000 では、中心部に光学系が折り返される形で収納されており、小さな設置面積の装置内に最先端のディテクター配列が装備されています。青色の半導体レーザー光源により、サブミクロンレベルまでの測定に対応し、0.01μmの試料を精密に検出します。
10kHz という高速データ取得により、測定の精度が向上します。多分散系試料に対しても、高精度な粒度分布測定が実行できます。

光学ユニット LMS-3000

 測定範囲 フルレンジ0.01~3500μm
 測定原理 Mie理論に基づくレーザー回折・散乱法と Fraunhofer近似
 データー取得速度 10kHz
 光源

4mW 632.8nm 赤色ヘリウムネオンレーザー
10mW 470nm 青色LED

サンプル分散ユニット セルカセット方式(自動認識)

 寸法
 幅×奥行×高[mm]

690 x 300 x 450
 重量 30kg
 電源 100/240V、50/60 Hz
消費電力 最大200W(分散ユニットを2台接続の場合)
運転環境 温度+5℃~+40℃(本体部のみ)
湿度10~80%(結露なきこと)

分散ユニット

 大容量湿式分散ユニット Hydro LV

LMS-3000用湿式分散ユニット Hydro LVHydro LV は、600mLの分散媒を使用する大容量のユニットです。測定用の試料量が多い場合の用途を想定しています。大きめの粒径や高比重、粒度分布が幅広い場合でも、代表サンプルを取り込み最適な測定が可能です。

内蔵超音波プローブにより凝集を分散することが可能です。強力な遠心ポンプにより粒子の沈殿を防ぎ、偏りのない粒度分布測定が可能になります。分散媒は自動で供給され、サンプルの分散、洗浄までをソフトウェアで制御しています。

 所要分散媒量  600mL
 最大流量  2.0 L/min  ※分散媒に依存

 寸法
 幅×奥行×高[mm]

 180 x 280 x 300
 重量  5kg
 電源  100/240V、50/60 Hz
 消費電力  96W

中容量湿式分散ユニット Hydro MV

LMS-3000用湿式分散ユニット Hydro MVHydro MV は、中容量の湿式分散用に設計されており、さまざまな試料の種類に対応しています。内蔵超音波プローブが分散プロセスを促進しながら、試料全体を偏りなく測定できるように、強力な遠心ポンプで沈殿を防ぎます。有機分散媒と無機分散媒のどちらでも自動的に分散ができ、分散プロセスを調整し、解析の効率を向上させることができます。

内蔵超音波プローブにより凝集を分散することが可能です。強力な遠心ポンプにより沈殿を防ぎ、偏りのない粒度分布測定が可能になります。分散媒は自動で供給され、サンプルの分散、洗浄までをソフトウェアで制御しています。

 所要分散媒量  120mL
 最大流量  2.0 L/min  ※分散媒に依存

 寸法
 幅×奥行×高[mm]

 180 x 280 x 300
 重量  5kg
 電源  100/240V、50/60 Hz
 消費電力  96W

ビーカー式湿式分散ユニット Hydro EV

LMS-3000用湿式分散ユニット Hydro EVHydro EVは、市販のガラスビーカー(250,600,1000mL)をご利用いただけるので、測定対象にあった湿式分散が可能です。測定対象にあった容量のビーカーをお選びいただくことができます。ディップイン式ヘッドには、分散プロセスを促進する内蔵超音波プローブ、および試料全体を偏りなく測定できるようにするための遠心ポンプ/スターラーが装備されています。

 所要分散媒量  250mL、600mL、1000mL(実験用ビーカーを使用)
 最大流量  1.7 L/min  ※分散媒に依存
 寸法
 幅×奥行×高[mm]
 150 x 220 x 300
 重量  4kg
 電源  100/240V、50/60 Hz
 消費電力  96W

微量サンプル湿式分散ユニット Hydro SV

LMS-3000用湿式分散ユニット Hydro SV Hydro SVは、サンプル量が少量しか準備できない場合や使用量を極力抑えたい場合に最適な微量サンプル分散ユニットです。スターラーの回転速度はソフトウェアからコントロールできます。

 所要分散媒量  5.6mL – 7mL
 最大流量  マグネットスターラーによる撹拌
 寸法
 幅×奥行×高[mm]
 280 x 110 x 210
 重量  3.05kg
 電源  100/240V、50/60 Hz
 消費電力  96W

有機溶媒対応 小容量湿式分散ユニット Hydro SM

LMS-3000用湿式分散ユニット Hydro SM Hydro SMは、50mL~120mLの有機溶媒対応の小容量分散ユニットです。充填、排出や洗浄は手動となります。

 所要分散媒量  50mL – 120mL
 最大流量  2.3 L/min  ※分散媒に依存
 寸法
 幅×奥行×高[mm]

 本体:140 x 175 x 390
 コントローラーユニット:225 x 180 x 80

 重量  本体:8.75㎏
 コントローラー:1.5㎏
 電源  100/240V、50/60 Hz
 消費電力  96W

乾式分散ユニット Aero S

LMS-3000用乾式分散ユニット Aero SAero Sは、まったく新しいタイプの乾式粉体分散装置で、最先端の粉体分散の知識をベースに開発されました。モジュラー式のデザインで、0.1μm~3500μm にわたるさまざまな測定の用途に対応するように設計されています。凝集しやすい粒子から壊れやすい粒子まで、一次粒子にダメージを与えることなく、試料を効率的に分散できます。試料の供給速度と分散圧の両方を精密に制御し、分散プロセスにおいてきわめて高いレベルの再現性を実現します。

 測定範囲(乾式)  0.1~3500μm  ※サンプルに依存します
 最大分散圧力  4 バール(=0.4MPa)
 最短測定時間  60秒以内  ※光軸調整から結果表示までの時間
 寸法
 幅×奥行×高[mm]
 180 x 260 x 380
 重量  10.5kg
 電源  100/240V、50/60 Hz
 最大消費電力  96W ※吸引機の電力は含みません

マイクロトレイ

マイクロトレイAeroSにマイクロトレイを取り付けることで、マイクロスパチュラに1杯程度の微小量サンプルでも、手軽に測定が行えます。
僅か5mg~での乾式測定が可能なため、医薬品原末や電子材料など、サンプル量が限られている業界でご使用いただいています。

 

 

 

画像分析ユニット Hydro Insight

LMS-3000用画像分析ユニット Hydro InsightHydro Insightは、LMS-3000と並べて配置されたダイナミックイメージングアクセサリです。粒度分布の結果を、粒子像や粒子形状データを紐付け、確からしさを後押しします。粒度分布を越えたデータで高品質、高付加価値の材料の製造をサポートします。

 原理  ダイナミックイメージング
 イルミネーション  キセノンフラッシュランプ
 検出器の種類  CMPSセンサー
 検出器  5MP(2592×1944ピクセル) ピクセルサイズ2.2μm
 レンズ  標準倍率:1~300μm
 低倍率:10~800μm
 測定項目  サイズと形状のパラメータ:31

光学特性最適化アシスト機能

屈折率や吸収率が不明のサンプルは、光学特性最適化アシスト機能が役立ちます。測定後に最適な屈折率と吸収率で計算されていたかを簡単に確認できます。測定したデータを用いて、さまざまな光学パラメータを用いた時の粒度分布と、そのパラメータの妥当性を評価できます。

 光学特性最適化アシスト機能

 

 

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